研究について
京都大学免疫モニタリングセンター(KIC)では、ワクチンや感染症によって誘導されるヒト免疫応答の包括的理解を目指し、以下の3つの課題に向き合います。
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ワクチン免疫
応答の研究 -
- ワクチン接種後の免疫応答をモニタリングすることで、アジュバントなど剤型を含めたそれぞれのワクチンがもつ特性を、自然免疫・適応性免疫の観点から理解します。
- 継続的に免疫モニタリングすることで、長期的な免疫記憶の形成メカニズムとワクチンの特性との関係を理解します。
- 免疫応答に影響を与える個別の要因(年齢、性別、遺伝、基礎疾患など)を理解します。また、ワクチンで起こる副反応の要因を理解します。
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感染症に対する
ヒト免疫反応の
研究 -
- 新型コロナウイルスやインフルエンザ、デング熱など、多様な感染症に対する免疫応答にどのようなT細胞・B細胞応答が関わるのかを理解します。
- 感染が免疫系の異常や過剰反応(サイトカインストームなど)を起こすメカニズムを理解します。
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次世代ワクチン
開発への応用 -
- 多くの新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスに効果のあるワクチン(ユニバーサルワクチン)の開発に貢献します。
- より効果的で汎用性・安全性の高いワクチン設計・アジュバンドやDDSの開発に貢献します。
- 免疫応答に影響を与える個別の要因に合わせたワクチンの選択と処方(接種量・回数・間隔)に貢献します。